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大塚の地で約700年続く「大塚天祖神社」、お祓い儀式体験レポート!

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平成から令和へと時代に大きな変化があった2019(令和元)年も残す所、あとわずか。年末年始は、過ぎる年を振り返り、そして新たな年を迎えるために、神社などへ参拝される機会も多いことでしょう。そこで今回は、約700年の歴史を持つ、大塚を代表する「大塚天祖神社」に伺って、実際にお祓いを体験しながら、年末年始に役立つ、正しい参拝マナーを教えていただきました。

大塚天祖神社とは?

「大塚天祖神社」は、ここが大塚という街になる前の巣鴨村(現在の巣鴨・西巣鴨・北大塚・南大塚・東池袋二~五丁目・上池袋一丁目)だった頃から、この地を鎮守し続けてきた神社。鎌倉時代末期の元亨年間(1321~4)に、領主である豊島氏が、伊勢の皇大神宮の神様をお祀りしたことが始まりといわれています。

JR山手線「大塚」駅からは徒歩3分の場所にある「大塚天祖神社」

JR山手線「大塚」駅からは徒歩3分の場所にある「大塚天祖神社」

お祓いの儀式を受けるために

①予約をする
お祓いを受ける際は、事前の予約がお勧め。直接神社を訪れる、電話をするなど、1週間前ごろ~前日までにお祓いをお願いしておきましょう。お祓いを受ける人の名前、生年月日、住所をお伝えしておくと、当日の流れがスムーズです。

②「初穂料」を納める
当日、お祓いの前に、ご祈祷料として、「初穂料」を神社に納めます。「初穂」は、感謝の意を込めて神様に献上する、その年の秋に収穫した穀物のこと。古来から、農業中心だった日本ならではの言葉ですね。感謝の気持ちなので金額に決まりはありませんが、5,000円~10,000円程度が一般的だそうです。

のし袋は市販のものでOK。上部に「初穂料」下部に名前を記入します

のし袋は市販のものでOK。上部に「初穂料」下部に名前を記入します

こちらは本日、取材とお祓いの儀式をしてくださる神職さん。「神社へ来たら、まず何をしたらいいのか?という基本からお教えしましょう」ということで、参拝方法からレクチャーをしていただきました!

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まずは、神社での正しい参拝方法を学びましょう

1,身を清める:手水

まずは、神様の前に出るために、身を清めましょう。神社の鳥居の前で軽く一礼して境内に入り、入ってすぐにある手水舎で「手水」を行います。

①柄杓を右手に持って水を汲み、まずは左手に水をかけて清めます。

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②次に柄杓を左手に持ち替えて、右手を清めます。

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③再び、柄杓を右手に持ち替えて、左のひらに作ったくぼみに水を受け、その水で口をすすぎます。

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④すすぎ終わったら、口をつけた左手を再び清めます。

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⑤右手に持っている柄杓に水を汲み、そのまま立てて、柄杓の柄に水を流し、柄杓を元の場所に戻します。

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手を清めるにも、このような丁寧なプロセスを踏む必要があるのですね。これだけでも、背筋が伸びる思いがします。

2, お賽銭:二礼二拍手一礼

続いては、お賽銭です。こちらも単にお賽銭を入れて一礼して終わりではなく、二礼二拍手一礼という作法があります。

①まずは、賽銭箱の前で二回、お辞儀をします。この時に気をつけなければならないのは、「礼」や「拝」と呼ばれる作法には、決まったお辞儀の角度があることです。正しいお辞儀の角度は、なんと90度!それより角度の浅いものは、「揖(ゆう)」と呼ばれるそうです。

90度…かなり腰を折り曲げる感じです。

90度…かなり腰を折り曲げる感じです。

②両手を合わせ、二回たたきます。こちらも、手をたたく際のポイントがあります!まず、手を合わせる際は、右手を左手より少しずらします(第一関節分程)。そして、右手と左手を肩幅くらい離し、二回拍手をします。叩き終わって合わさった手は、ずらした右手を左手と同じ高さに戻した後、両手を離してすっと下におろします。

手をたたく際は、右手を少し下にずらす

手をたたく際は、右手を少し下にずらす

③手をたたき終わった後は、再び90度の角度で一礼します。

いよいよ、本殿にてお祓いの儀式を体験!

しっかり身を清めた後は、本殿でお祓いをしていただきます。お祓いの儀式の流れは、神主が修祓(しゅばつ)をし、祝詞を奏上した後に、参列者が「玉串奉奠(たまぐしほうてん)」を行います。

「玉串奉奠」…漢字から難しさを感じます。できるか不安ということで、こちらもしっかり作法を教えていただきました。

「玉串奉奠」のやり方を練習!

①神職から差し出された玉串を受け取ります。持ち方は、まず、右手で玉串の根本を上から持ち、左手を葉先の下に添え、胸の高さに持ちます。

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②玉串を時計回りにまわして立て、左手を根元の方へ下げて右手と同位置に添え、祈念します。

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③左手で玉串を時計回りにまわし、根元を神前に向けます。右手は、玉串の真下に添えます。

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④ご神前にお玉串を奉ります。

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⑤最後に二礼二拍手一礼でお参りします。

いざ、お祓い本番!

衣装も着替え、より厳かな雰囲気に

衣装も着替え、より厳かな雰囲気に

練習を終え、いよいよお祓いの儀式の本番がスタート。鮮やかな萌黄色の狩衣に身を包んだ、神職さん。厳かな動作で神前に向かい、祓詞(はらえことば)を奏上。続いて、大麻(おおぬさ)を用いて参列者をお祓いし、清めます。

神主が手にしているのは、お祓いの祭具「大麻(おおぬさ)」

神主が手にしているのは、お祓いの祭具「大麻(おおぬさ)」

神前に戻り、祝詞を読み上げます。神主の凛とした読み声が、本殿内に響き渡り、身が引き締まります。

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祝詞の奏上が終わると、神主から玉串を渡され、いよいよ玉串奉奠です。先程の練習の成果の見せ所です!

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いよいよ、練習の成果を発揮!

いよいよ、練習の成果を発揮!

 

お辞儀もしっかり角度は90度!

お辞儀もしっかり角度は90度!

練習の成果をしっかり発揮し、玉串奉奠が無事完了。これで儀式は終了です。最後に、神職さんから、厄払いのお札やお守りを拝受します。

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絵馬への記入は、滲みに強い、油性ボールペンで書くのがおすすめ!

絵馬への記入は、滲みに強い、油性ボールペンで書くのがおすすめ!

ちなみに…

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年末年始は、多くの参拝者で混み合うので、なかなか本殿前で拝むのが難しいこともあるかもしれません。本殿の真ん前へ行って参拝したいと思わず思ってしまいがちですが、実は境内の中であれば、どこでもOKなのだそう。むしろ、真ん中に立つ=他の人を押しのけることでもあるので、勝ちたがる人間ほど望みから遠ざかることになってしまう。やはり、謙虚さが大切ということですね。戒めになります…。

12月31日の「年越の大祓」、1月1日の「若水祭」「歳旦祭」、1月3日の「元始祭」と祭典目白押しの年末年始。特に1月3日の「元始祭」は獅子舞も舞う賑やかな祭典なので、ぜひ足を運んでみてください。初詣は1月7日ごろまでがお勧めだそうですよ。

正しいマナーでしっかり参拝し、新たな年を快く迎えましょう!

参拝からお祓いの儀式まで正しいマナーを教えていただきましたが、いかがでしたでしょうか?年末年始の参拝時には、今回学んだ参拝マナーを是非参考にしていただき、気持ち新たに2020年を迎えてください!

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大塚天祖神社
https://tensojinja.or.jp/
住所:東京都豊島区南大塚3-3-49-1
電話:03-3983-2322
受付時間:9:00~17:00

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