大塚新聞は東京・大塚の粋な情報を発信するWEBマガジンです。

美味しいフルーツの美味しい瞬間を! 半世紀に渡って果物を届けている、大塚の『小さな青果店』

大塚駅北口から左手に商店街を3分ほど歩いた、CDショップとフラワーショップに挟まれた場所にあるこじんまりとしたお店「フルーツすぎ」。その名の通り、杉さん一家が営む果実店です。

01_s_DSC_7594
*店長の勝也さんと、お店を手伝うお母様の教子さん

店長の杉勝也さんは2代目。お店の始まりは先代であるお父様が店長をしていた「大塚百果園」という果実専門店でした。

02_s_DSC_7451

開業当時は、高級品で贈り物として人気のあったバナナを専門に販売していたそうです。そのため、当時のお店の電話番号の下4桁が「8778(バナナ屋)」だったとか。
その後贈答用の果物をメインで取り扱うようになりますが、当時はバブル景気真っ直中ということもあり、一日にトラック2台分の果物を売りさばいていたそうな。

百果園は今でも、新宿や上野にあるんですよ。新宿東口のアルタの左横の角にありますね。」

えっ?あの、割り箸に刺したカットフルーツを売っているところですか?

「そうそう、あそこです。」

なんと。『あそこ』は筆者も外観と場所に記憶があります。先代は24歳の時にそこへアルバイトとして入り、その後大塚店オープンの際に同店の店長に。その後平成13年に独立し、場所を変えて現在の「フルーツすぎ」となったそうです。

03_s_DSC_7486

 

移転とフルーツジュースの相乗効果

2016年10月に今の場所に移転してから、ジュースの販売を開始。当初はチラホラだったお客様も次第に増えていきました。

「やっぱり、果物って食べていただくのが一番なんです。」

04_s_DSC_7446_02

フルーツジュースを始めたことは、気軽に味を知ってもらえる良い機会になったと言います。最初はジュースだけだったお客様が、果物を買ってくれるようになったり。逆に果物を買ったお客様がジュースを飲むことで、新しい果物に挑戦してもらったり。と、相乗効果が出ているとか。
普段なかなか手の出せない高級果物も、ジュースとなれば気軽に楽しめますね。

05_s_DSC_7455

06_s_DSC_7482
*店内には小さなイートインスペースもあります

 

桃1.5個分使用!果実だらけの名物フルーツパフェ

フルーツすぎの名物は、厳選した季節の果物でつくるフルーツパフェ

取材に訪れた9月上旬は、桃が最盛期を終える時期でした。
「糖度13度以上で味の良い桃は、今ここにあるもので今年は終わりですね。」と勝也さん。

07_s_DSC_7475

そんな今年最後の最高の桃で、名物パフェを早速、作っていただきましょう。
産毛の綺麗な桃をさっと洗って手早くカットし、皮を剥いていく。

「桃は空気に触れると酸化するんです。」

08_s_DSC_7529

なるほど。それにしても美しい桃ですね。
カットした少量の桃と豆乳、レモンをミキサーにかけてジュースに。器にジュース、生クリーム、桃を丸く盛り付けして…

完成、桃パフェ!

09_s_DSC_7557

こちらで1.5個分の桃がぎっしり。噛めばスッと口に入ってくる上品な柔らかさ、爽やかでジューシーな果汁が口いっぱいに広がります。まさに、口の中の幸せ・・・口福(こうふく)のひとときです。

10_s_DSC_7565

 

素材の美味しさにとことんこだわる

お店の一番のこだわりは、素材の美味しさだと言います。

「やっぱり、一番良いものを、一番美味しいタイミングで食べてもらいたいですね。」

11_s_DSC_7523_02

お店にある果物は、勝也さんが直接大田市場で買い付けてきたもの。市場の休業日以外は毎日足を運びます。少し遠いけれど、これが常に一番良い状態で果物を提供できる方法だそうです。

その言葉通り、店頭に並ぶ果物たちはどれもキラキラと輝く宝石箱のよう…。

12_s_DSC_7463

これから秋にかけては、みかんや、柿が美味しくなってきます。

最高に美味しいものを揃えて、お待ちしています!
これがまた、時期で甘くなると最高に美味しいんですよ。」

とのこと。
秋に向けた新しいメニューも楽しみです!

笑顔が絶えないほっこりした杉さんファミリーと四季折々のフルーツを愉しみに、定期的に足を運びたくなる素敵なお店でした。

13_イラスト

————————————
フルーツすぎ
東京都豊島区北大塚2-11-4 グランダ エクラディーカス1F
TEL. 03-3940-1805
営業時間. 10:00~20:30 *日曜日定休

フルーツジュース Sサイズ250円〜
フルーツパフェ 1,000円〜
*季節や果物によって変更があります

記者:大蔵 泰菜
埼玉県出身、豊島区在住。本業はフリーランスのグラフィックデザイナー・アートディレクター。やっぱり池袋界隈に落ち着きを感じてしまう。

Share (facebook)