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密着取材!大塚駅前に新オープン『星野リゾート OMO5 東京大塚』へ。星野リゾートが仕掛ける都市観光ホテルを完全リポート!vol.2

こんにちは、大塚新聞広報担当のばんしょうです。今回はご近所専隊『OMOレンジャー』に密着。全5コースうち、昼と夜2つのコースに潜入してきました!

友人のようなガイド・OMOレンジャー

もし明日、遠方から友人がやって来るとして。その友人は「晩御飯はあなたの家の近所でおすす めの場所に行きたい」と言っている。そんな時、あなたはどのお店へ行くでしょう。恐らく、一 度も入ったことがなく雰囲気のわからないオシャレフレンチより、休日にサンダル姿で食べに行 く手羽先の美味しい焼き鳥屋を選ぶのではないでしょうか。 ご近所専隊OMOレンジャーは、そんな行きつけのお店や地元の人しか知らない特別な場所など、 ガイドブックには載っていない、この街で暮らしているからこそ知っている”大塚ならではの場所” を案内してくれる友人のようなガイド。ホテルから徒歩500歩圏内を”ご近所”として、ゲストが街に溶け込むためのサポートをしてくれるのです。 5色のヒーローたちと一緒に、大塚の街を丸ごと楽しんじゃいましょう!

*OMOレンジャーと総支配人の磯川さん。レンジャーはみんなでOMOポーズ!

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1 昼の街歩き。全てのお店に行きたくなる”OMOグリーン”

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OMOレンジャーは全部で5色。それぞれ得意分野が違い、OMO5 東京大塚では、グリーンは散歩・レッドははしご酒・イエローは昭和レトログルメ・ブルーは大塚のニューグルメ・パープルは ナイトカルチャーと、コースの個性が異なります。

初めて参加する場合は、街の散歩を得意とするOMOグリーンがおすすめとのこと。
まずはおすすめの通り、散歩で楽しむのがセオリーと、グリーンレンジャーのコースに参加させて いただきます。コースは50分~1時間ほどですが、気になるお店があれば途中離脱しても構わない とのことなので、気軽に参加できるのが嬉しいところ。 早速、この日エントランスに集まった10名ほどのゲストと街へ繰り出します。

*グリーンレンジャーを務める栗林さん。ユニフォームはテーマカラーごとに。ハットも大事なトレードマーク。

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ホテル横には創業58年の老舗。連日行列の絶えない人気店・おにぎり専門店ぼんごがあります。 その長蛇列を眺めつつ、大塚駅改札前を抜け、走る都電を見送りながらサンモール商店街へ。

*駅前広場にて。ハットが飛ぶほど風の強い日。轟音に負けないよう、声を張って街の解説。

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*勉強を重ねた大塚の歴史や文化について、地元民さながらの知識を披露。

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*東京さくらトラムの愛称で地元の人も利用する都電荒川線。沿線沿いには春と秋にバラが咲き、5月中はバラの装飾 が施された特別電車も走行している。

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いくつも枝分かれて路地があるサンモール大塚商店街は、昭和レトロと呼ぶにふさわしい昔ながらの個人商店が軒を連ねます。

*案内がなければ、どの路地を歩こうか迷うほど。ノスタルジックな気持ちになること間違いなし。

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案内されるお店は、どの店も「ちょっと寄って行かない?」と思わず立ち止まって寄り道したくなる魅力的なところばかり。だからこそ、この次に案内されるはずの他のお店も気になってしまっ て、どのゲストもなかなか離脱しようとしません。筆者は我慢できずに途中名物どら焼きを買い、走ってみんなを追いかけました。ああ、もっとじっくり見たい!

距離で言えばちょうど折り返し地点となるJRの鉄橋を越えると、地元では言わずと知れた有名な 桜並木を通ります。ソメイヨシノは漢字で書くと”染井吉野”。発祥地とされる江戸染井村は、現在 の豊島区駒込にあたります。ソメイヨシノは幕末に交配種として誕生しましたが、明治時代に吉野山の山桜との混同を避けるため「染井村の吉野桜」ということで”染井吉野”という名前がつきました。このコースなら、きっと来年の桜の季節は満開のソメイヨシノを見ながら、お花見散歩ができますね。

並木道を緩やかに下って道を折れると、また商店街。大塚駅周辺には、なんと商店街が7つもあるのです。「これだけ商店街が充実している地域はやっぱり珍しいな」と感心しつつ、あそこも! ここも!と入ってみたいお店が多すぎて、とりあえず肉屋に戻ることだけを心に決め、取材を忘れて遊び出しそうになるのを堪えました。

*この時点では気がつかなかったのですが、目の前にOMO5。ホテルの前が商店街だった!

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商店街を抜け切ると、ホテルが目の前に現れます。ゲストからは「この道に出るんだ!」と全景を把握してなるほどの声。エントランス前で解散、約50分のお散歩が終了です。

*コース終了後、エントランス前で。あっという間の50分。500歩圏内で充実の下町観光。

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お散歩コースは副産物だらけ。紹介された店じゃない店も気になってくる。

ツアー終了後、後ろにいた参加者の男性が奥様と「さっきのコロッケ屋に戻ろう」と話しているのが聞こえてきて、筆者も思わず頷いてしまいました。わかります、美味しそうな雰囲気してましたもんね。 散歩を途中離脱せず最後まで歩き通してしまう人の方が多い理由は、もしかすると”ご近所”が500歩圏内と、徒歩でも億劫にならない距離だからではないかと推測。例えホテルに戻って来ても、また出発し直せばいいと思えるちょうど良い距離で、一度歩き出してしまえば、「そういえばも う一つの路地にちょっと気になる看板があったんだよな」と記憶が蘇り、今度は自分たちの好きなように行き先をカスタマイズして散策を楽しむこともできます。しかもさっき歩いた場所だから、迷子になる確率も低い!

栗林さんにもグリーンコースの特徴を訪ねてみたところ、「街を散歩しながら、地元のお店をたくさん知ってもらえるところが、やはりグリーンコースならではの魅力です。はじめにグリーンの体験を皆さんに勧めるのは、このコースは、ゲストが街に繰り出すためのきっかけづくりになりやすいからです。」と教えてくださいました。 実際、先ほどのコロッケを求めに戻ったご夫婦以外にも、レンジャーコース解散後、商店街へと踵を返したり、別の商店街へも行ってみようと大塚の街中へと消えて行く姿が複数グループありました。

*ロビーホールにあるご近所MAPを背景に。

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「コースに参加してくださったゲストの方と、翌日のチェックアウトなどで顔を合わせると、散歩した後、◯◯のお店へ行ってみたよ、と声をかけていただくこともあります。」 ゲストとレンジャーと街の人が、ツアーを介して繋がっていることがわかる、そんなエピソードを栗林さんから伺い、前回の取材時に総支配人の磯川さんから聞いた「12月着任から街に溶け込むため、とにかく自分たちの足で地域へ飛び込んでいった」という話が思い起こされました。

そしてOMOレンジャーはゲストと街を繋ぐこの橋を架ける仕掛けを作っていたのだと、あの底抜けに明るいヒーローたちの舞台裏を見たような気がしました。栗林さんにもう一つ、今後レンジャーとして街に溶け込むための、何か具体的な施策があるかと訪ねてみると、「お店の方に顔も覚えてもらえないような上辺だけの観光案内にはしたくないの で、街に溶け込むために私たちがすることは、とにかく実際に足を運ぶことです。今スイーツのお 店の紹介が出来ていないのですが、まだお店を発掘できていないだけのか、それともご近所には スイーツが少ないのか今後調べていきますよ。」と、どのジャンルを開拓するか明確な目標も。固 い意志と信念を持って街と真摯に向き合っているのがわかりました。

商店街ってどうしてこんなにワクワクするんだろう。

筆者は商店街が好きで、引越しをする際は必ず近くに商店街があるか確認します。商店街は大型スーパーでは扱わない旬の食材が手に入るし、その調理方法まで教えてくれるし、時々パンの耳がタダで手に入るし、よくわからない謎の物も売っていて、面白い。こんな素晴らしい観光地は他にない。商店街ワンダーランド!

グリーンコースは順路が決まっているため、どんなお店を巡るのかここではあえて秘密にします。 ご自身の目で見て、足で歩いて、ぜひご近所の魅力を発見してみてください!

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2 夜の大塚を堪能する・ナイトカルチャー”OMOパープル”

「昼のコースに参加したのだから、夜コースも参加してみなくちゃ!」 そんな知りたい欲が出てくるのが、OMOレンジャーの魅力。ここからは、気になるナイトカルチャーのレポートです!

どこに行くのかわからない、シークレットツアー。

そろそろ夜も更け、ロビーの人も疎らになって来た21時。どこからともなく聞こえてくるマラカスの音。テンション高めにパープルレンジャーが登場です。

*思わず他のゲストが振り返るほどのハイテンションで、パープルレンジャー・長屋さん現る。

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グリーンレンジャーのコース以外は、その日のゲストによってどのお店へ案内をするのかを決定するそうで、案内されるまでどこに行くのかはわかりません。ノリノリの自己紹介もそこそこに、いざ夜の街へ!

夜の大塚を、歩く。

「この街は昼と夜で全く違う顔をするんです。」と長屋さん。 商店街のある下町は夜21時を過ぎる頃、昼間の喧騒が影を潜めてひっそりとした涼しさを感じさ せていました。JRの改札口前を抜けて商店街を通り過ぎた頃合いを見計らい、我慢できずに行き 先を尋ねてみました。
長屋さん「今からダーツBARに行きます!」

*都電を背に向かうのは、実は筆者のあまり得意ではない”ダーツBAR”。

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都電沿いを歩きながら住宅街に向かっているようです。実はダーツの苦手な筆者。この時恐らく、 必死に盛り下がる自分を隠していました。ごめんなさいパープルレンジャー。 ただ、こんな住宅街にダーツBARがあるというのは、確かに案内なしでは気がつかないなと感心 しました。その後、ものの3分もしないうちに、唐突にダーツBARへ到着。

ダーツBAR、なんでしょうか……?

到着したお店はここ。パープルがお店の中へ声をかけます。

*「こんばんはー!」という声を聞きながら、筆者自問自答。

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屋号にはどうみても、”のみ食処 かあちゃんち”と書いてあります。

*お店の中からかあちゃんが出て来てくれました。「何してんの、早く入んなさい!」

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「パープルさん、本当にここがダーツBARなんでしょうか?」と質問する間もなく、店の中から顔を出してくれたかあちゃんに呼ばれて、お店へ。確かに。ダーツがあります。

*ダーツには違いない!お酒も飲めるからBARとも言える。

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長屋さん「かあちゃんが”この店はダーツバーだ”と言い張るので、ここはダーツバーなんです。でもダーツをする人は……いません!」
テーブル席にはグループのお客さん、カウンターにはスーツ姿の男性がいて、店内はすでに明るい雰囲気。奥の席に掛けながら、”かあちゃん”という言葉はこの人のためにあると思わずにいられな い、そんなおかあさんがメニューを持って来てくれます。少しお腹が減っていることを告げると、 茶そばを勧めてくれたので、おつまみはそこそこに食事をとることにしました。

*隣の席には4名の仲睦まじいご家族(と初めは思った)、愉快なおとうさんと、カウンターの奥にかあちゃん。

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実は、この茶そばを頼むまで10分以上時間がかかっています。 理由は筆者の優柔不断というより、お店に入った瞬間に隣グループより話しかけられ、入店10分 のうちになんだかいろいろ話が盛り上がってしまったからなのです。とにかくノリの良い、隣の席のご婦人。ご近所の常連客には間違いはないのですが、訊くと、大 塚駅前で創業35年のお好み焼き『てな』を営む女将だったのです。しかも、どこからどう見ても ご家族にしか見えなかった”女将と同じテーブルに座っているご夫婦と女の子”は自分の家族ではなく、てなの常連客家族とのこと。一般的かどうかは別として、大塚では、常連客と一緒に別の常連店へ行くというのは、どうやら 珍しいことではないようです。

程なく、いい感じに酔いのまわったカウンターのおとうさんも「混ぜてくれ」と言わんばかりに 加わり、訊くとどうやら多摩川近くにお住まいで「今から2軒目に行くから家に帰れないんだよ」と仰る。家に帰れない悔しさはあるものの、はしご酒をすると断言しているおとうさん。この後 カラオケに行くと言うので、一曲せがんだところと嫌がりながらもノリノリで歌って去って行きました。

大塚の濃い人たちが集結した夜。

ドリンクが来て、かあちゃんお手製のお通しを食べる間も、てな女将の話は続いています。全く 顔色が変わりませんが、すでに3時間は飲んでいるとのことで同じ話を繰り返す女将。そして、「その話はさっき聞いた」というとなぜか驚くのが面白い。

*かあちゃんは料理上手!

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*茶そばが出来上がったけど、なぜかすでにお腹は満たされた感じがする。

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美味しい茶そばをすすりながら、そのうちに女将が「今から旦那を呼ぶ」と言い出しました。「よしなさい!」とかあちゃんが止めるのも聞く耳持たず。
15分ほど経った頃、てなのマスターがやって来ました。腰までありそうな白髪混じりのサラサラ ストレートをオールバックでまとめています。このロックシンガーみたいな方が、お好み焼きを焼く姿が全く想像できません。マスターが加わりますます盛り上がる隣テーブル。時刻はすでに夜23 時近くなって、ナイトツアーも終了間近という頃、店の扉が開きました。なんと、先ほど一曲披 露してくれた多摩川在住のおとうさん。まさかのカムバック!
居座り出戻りなんでもアリ。懐の広い個人店。

ありきたりな言葉ですが、夜の大塚を一言で表現せと言われたら”ディープ”という言葉以外に当て はまるものはないでしょう。街に住む人、そしてこの街に通う人は、常識や遠慮という壁に扉を つけて入ってきて、まるで昔からの馴染みかと錯覚するような気軽さで話しかけてくれます。そこ によそよそしさは一切ありません。 旅の途中、地元の人がどんなに親切にしてくれても、それは”ゲストに対するおもてなし”だと感じ ることの方が多いと思います。ひねくれた考え方かもしれませんが、「もてなされているな」と思 うと、嬉しい反面、自分はゲストという名の余所者であることを認識する瞬間でもあります。 その点で、大塚には垣根がないのかもしれません。まるで日に三度挨拶するはす向かいのおばちゃ んちかと錯覚してしまうほどに近い距離間で、この街は「おかえりなさい」と言ってくれる街。そ してきっと、毎日顔を出しても、年に一度しか行かなくても、同じあたたかさの「おかえり」が 聞ける街なのでしょう。

街の人と知り合いになりたいなら、ナイトカルチャーへ。

「ナイトカルチャーは、晩の食事を済ませた後の2軒目、3軒目を想定しています。飲んだり食べたりだけでなく、地元の人との会話や雑談、お店の空気感、まるっとひっくるめて夜の大塚を楽しんでもらいたい。そんな想いがあります。昼には見せない、もっとディープな表情をした大塚を 見て、また新たに体験してもらいたい。」とパープルレンジャーを務める長屋さん。 これから開拓したいカルチャーを尋ねると、「終電の関係もあり難しいですが、BARを発掘して いきたい。」とのこと。この街を知ったのは12月からと話してくださった長屋さんですが、かあ ちゃんと掛け合う姿は、もうすっかりご近所さん同士の関係でした。

サワーでちょっとほろ酔いになりながら、未だ見ぬ大塚のディープカルチャーが見つかることを期待して、ゴロンと横になったOMO5の客室ソファーで眠り込んでしまったことを、最後に告白しておきます。

取材協力ありがとうございました!

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星野リゾート OMO5 東京大塚
公式ホームページ https://omo-hotels.com/otsuka/
OMOレンジャーと行くガイドツアー https://omo-hotels.com/otsuka/guidetour/
※OMOレンジャーと行くガイドツアーは宿泊者限定です。

のみ食処 かあちゃんち
03-5391-1948
東京都豊島区南大塚3-36-8

お好み焼き てな
03-3981-7707
東京都豊島区南大塚3-34-11運正ビル2F
http://www.okonomiyaki-tena.com/

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取材後記

この街には、たくさんのかあちゃんがいる。『肉のハヤシ』のかあちゃんも、大塚の母のその一人だ。
グリーンレンジャーの散歩中から、どうしてもコロッケが食べたくて立ち寄った。すでに夕方だったこともあるが、ショーケースの中の自家製肉コロッケは最後の一つ。これはラッキー!と店主であるとうちゃんが大きなフライヤーで揚げてくれるのを待っていると、後ろから学生さんが「コロッケもうないんですか?」とやって来た。ごめんよ、最後の一個は私がもらってしまった。とコロッケをきっかけに、二人並んで店内の椅子に腰掛け、それぞれコロッケとメンチカツを頬張る。ここで食べると言うと、はいどうぞとソー スが出て来た。学生のお兄さんと肉屋の店主にかあちゃんとでOMOレンジャーの話題に。「大塚新聞で取り上げる」と言うと、「じゃあこれも宣伝お願い!」と取り出したのは大塚バラまつりのポスター。

画像がほしいので写真を撮らせてほしいという私の要望に、照れながらもなかなか満更ではない様子。どの店のかあちゃんも、本当にいい味出している。

*サンモール商店街にある”肉のハヤシ”。

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*最後の一個にありついた。熱々コロッケにソースをかけて。

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*”大塚バラまつり”のポスターを持つかあちゃんと美味しそうなお肉。都電沿線のバラは地域の方が丁寧に世話をして大切に育てている。都電とバラのコントラストが街の風景に映える。

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第13回大塚バラ祭り
日時 平成30年5月13日(日)から5月27日(日)まで
場所 都電大塚駅前停留所から向原停留所までの沿線
公式ホームページ http://www.city.toshima.lg.jp/013/kuse/koho/hodo/h3005/1805111035.html”

肉のハヤシ
03-3971-0324
東京都食肉事業協同組合より http://www.t-meat.or.jp/butcher/view/1436
南大塚ネットワークより http://www.m-ohtsuka.net/hp/hayasi/

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