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美味しい料理と美味しい日本酒を楽しむ、大塚ならではのイベントに行ってきた! (後編)

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《其の三》
ほたるいかの沖漬け(石川)
熟成純米古酒 京の華66

このほたるいかが、もうのけぞるくらい美味しかった! こんな大きなほたるいか、生まれて初めて見ましたよ…。安井さんいわく、「去年、仲良くなった漁師さんに、『卸しなんてしていないから』と断られたのを、1ヶ月ラブレターを送り続け、拝み倒して、ようやくうちだけ卸してもらえることになった」のだとか。まさに執念! でも、ほんとそれくらい美味しいんですよ〜。

そして、これに合わせるお酒が「京の華66」。6年間、常温でタンク熟成した純米古酒です。おだやかな酸と、深いコクを持つ特徴的な味で、海の幸とのマリアージュがたまりません….!

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《其の四》
スナップエンドウの胡麻和え(山形 鶴岡)
純吟原酒 出羽の里60

プリップリの食感のスナップエンドウに合わせたのは、安井さんフェイヴァリットの「出羽の里60」。「都電テーブル」でもメインの日本酒として取り扱っている銘柄です。

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《其の五》
蒸し鶏 葱ソース(高知 四万十)
特撰純米 出羽燦々主60

都電テーブルで出している、一番人気のメニュー「から揚げ定食」と同じく高知県の四万十鶏。今宵の蒸し鶏はムネ肉を使っていますが、ムネ肉でこれだけ柔らかいのだから、から揚げに使っているモモ肉はどれだけジューシーなのか?っていう話ですよね。うー、そんなこと書いてたら、また「都電テーブル」のから揚げ定食を食べたくなってきた〜

日本酒は「出羽燦々主60」。『竹の露酒造』の「白露垂珠」を飲むなら、入り口として最適なのがこの「出羽燦々主60」だと安井さんはおっしゃっていました。

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安井さん
「『出羽燦々主60』を飲んだら、次はちょっと雑味のある『ミラクル純米』と、フルーティーな『美山錦』を飲んで、それで好みを決めてもらうのがいいかもしれないです。で、雑味が好みなら吟醸原酒の『出羽の里60』へ、フルーティーが好みなら次にお出しする『亀ノ尾55』へと進むのがオススメのコースですね」

う〜む、なんて奥深い。ますます日本酒の魅力にハマってしまいそう。

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《其の六》
山の恵みのてんぷら
月山筍・山菜・椎茸(山形 鶴岡・飯豊)
純吟原酒 亀ノ尾55

「都電テーブル」のスタッフのお母さんが採ってきてくださったというコシアブラとタラノメも美味しかったし、椎茸も肉厚で最高だったのですが、何より驚いたのが月山筍(がっさんたけのこ)! この長さ!!

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あく抜きせず、そのまま天婦羅にして食べられるから、まるでトウモロコシのような甘みがあるんですよ。すごく短い期間にしか採れないタケノコで、東京ではなかなか入手できない貴重な食材。心していただきました。

そして、この天婦羅たちに合わせて飲んだのが「亀ノ尾55」。やはり12℃貯蔵で6年熟成させたものです。亀ノ尾は、日本のいろんな米のルーツにあたるお米で、コシヒカリやあきたこまち、ひとめぼれ、はえぬきといったほとんどの品種は、その元を辿るとみな亀ノ尾に繋がっているのだそう。漫画『夏子の酒』に登場する「龍錦」という名の米は、実はこの亀ノ尾。新潟生まれの酒と思われていますが、山形の羽黒山の裏手で発見された品種なのです。

個人的にはこの「亀ノ尾55」が特にお気に入りでした〜!

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《其の七》
しらすご飯とお味噌汁(大分 豊後水道・栃木 茂木)
純米吟醸 出羽きらり55

しらす、でか!!
ご飯は宮城県登米市で、アイガモ農法により作られた無農薬のお米です。お酒は「出羽きらり55」。「亀ノ尾55」の現代版といったお酒で、成分的にも非常によく似た仕上がりなのだそう。「亀ノ尾」よりも、ローコストで純米吟醸が作れるというのが売りです。

いよいよ最後は、デザートの登場!

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《其の八》
よくばりナッツと生姜のケーキ(高知 土佐)
純米大吟醸 雪女神39

オーガニックのナッツと高知産の生姜を使ったケーキは、「都電テーブル」のスタッフが考案されたもの。これに合わせるお酒は、今年の最新品種「雪女神39」。純米大吟醸で、「白露垂珠」ブランドの中で最も甘口です。完全発酵でこれだけ甘みが出るのはなかなか珍しく、「甘み」といってもブドウ糖の甘みではないので、ケーキともぶつかり合わずに楽しむことができるとのこと。うん、確かに! 口の中で様々な種類の「甘み」が飛び交いました。至福のひと時!

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* 相沢さんのお嬢さまがデザインしたTシャツ!

ちなみに、今年の全国新酒鑑評会の出品酒がこの「雪女神39」で、このイベントの翌々日にめでたく金賞を受賞されました。すばらしい!!

19時からスタートし、メニューの解説を聞きながらそこにある「物語」とともにいただく、あっという間の3時間。相沢さんへの「質疑応答」も随時おこなわれ、日本酒への理解も深まる一夜でした。

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それにしても、これだけ美味しい料理と美味しいお酒をいただき、勉強にもなって会費が5000円とは、本当にお得!安井さんは、このイベントをなんと4年前からずっとあたためていたそうです。相沢さん、安井さん、そして都電テーブルさん、こんな素敵なイベントを開催してくださって本当にありがとうございます!

ぜひぜひ、次回の開催も期待しています!!!

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「都電テーブル」
東京都豊島区東池袋2-6-2 ロイヤルアネックス201
03-6914-0410
営業時間 11:00-23:00(ラストオーダーは22:00)
mail : info@toden-table.com

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