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都会の暮らしに《つくる》を増やす新拠点! 「日の出ファクトリー」が目指す、街のカタチとは?

早いもので2015年もあと少しで終わりですね〜。
「大塚新聞」をスタートしたのが今年の正月ですから、そろそろ1年を迎えようとしているわけで。
振り返ってみれば、本当に色んな方々にお世話になりました!

なかでも「都電テーブル」「co-ba ROYAL ANNEX」「グレートキッズ」の入ったビル「ROYAL ANNEX」さんとの出会いはとても大きかったです。「co-ba ROYAL ANNEX」で定期的に開催されている、「としま会議」への参加がキッカケで、大塚近辺で活躍している方たちと沢山知り合うことができました。

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さてさて、その「ROYAL ANNEX」から、また新たなプロジェクトがスタートするとのこと。

その名も…
「日の出ファクトリー」

豊島区に住むクリエーターが共に働き、多種多様なコラボレーションやワークショップを通じて「地域活性化」に貢献する。そんなプロジェクトなのだとか。

それは気になる! というわけで、「日の出ファクトリー」の主催者3人にお話をうかがってまいりました〜。

どうもこんにちは〜ミーティング中失礼します、「大塚新聞」です!

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(左から)須藤さん、飯石さん、中島さん
「どうもこんにちは〜!」

大塚新聞
「今日はお時間を作ってくださってありがとうございます。まずは、3人のプロフィールからお聞かせいただけますか?」

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須藤さん
「僕は雑司が谷に事務所を構える建築家です。お店から一般住宅、様々な建物を設計しています。最近多いのはやはりリノベーション関係ですね。二人と出会ったのもリノベーションスクールでした。今日はよろしくお願いします!」

飯石さん
「私は豊島区東池袋に暮らし始めて4年半くらいになるのですが、フリーランスで様々なプロジェクトに携わっています。例えば、余っている公共施設や公共空間をもっと面白くするために、企業をマッチングする「公共R不動産」という会社でディレクションをおこなっています。他にも、「復興xグルメxマラソン」をコンセプトにした東北マラソンの仕込みなど、これまで繋がっていなかった文脈の人たちをつなげて動かしていく仕事が多いですね」

中島さん
「僕もフリーランスで、企業や特定の商品、ブランドにファンをつける仕事をしています。先ほどまで打ち合わせしていたのは映画の配給担当者。新作公開の際、どんな宣伝をするか。既存の宣伝方法がほとんど効かなくなってきているので、例えば映画と親和性の高い団体とのコラボレーションを企画したり、一度コラボした相手とのコミュニケーションを、どう育んでいくかのお手伝いをしたりしています。クライアントは企業から個人まで様々。これまでの宣伝って、瞬間的にパッと目を引く企画に長けた人は多かった多かったと思うのですが、僕がやっているのは、多少時間がかかっても長く深く繋がっていくためにはどうしたらいいか、そのための設計やイベント運営、ネット上のコミュニケーションなどを提案しています」

大塚新聞
「なるほど。そんな3人が出会った、そもそものキッカケは?」

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中島さん
「最初は『としま会議』で知り合って、そのあと北九州で開催されたリノベーションスクールに、たまたま同じタイミングで3人が受けに行って、そこで交流が深まったんです」

大塚新聞
「すごい偶然! 運命的ですね」
中島さん
「今年3月には豊島区でもリノベーションスクールが開催されて、そのときは僕と飯石がさん受講していたんですが、たまたまリノベーションの対象物件として出されたのがROYAL ANNEXの一部屋だったんですよ。ここの大家の青木純は、『としま会議』を一緒に企画している仲間だし、もともとリノベーションスクールというのは、ただ提案するだけじゃなくて、そこからどう事業化させていくのかが肝なので、『じゃあ、実際に事業化していこう』ということになって。それで、提案していたものをさらにブラッシュアップして、須藤さん、飯石さんに声をかけて『日の出ファクトリー』を立ち上げることにしたんです」

大塚新聞
「まさに、人と人との繋がりで生まれたプロジェクトなのですね。具体的にはどんなことをやっていくのですか?」

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中島さん
「日の出ファクトリーは、入居者=つくり手にとってはシェアアトリエであり、シェアスペースであり、シェアギャラリー。みんなが作業する『場』を提供したいと思っています。つくり手としての入居条件は、必ず『ワークショップ』を持ってもらい、日替わりで開催してもらうこと。そこへ行くと、いつも何かしら『つくるワークショップ』が開催されている場所にしたいんです。暮らしの身の回りにあるアイテムーー例えばアクセサリーや雑貨、家具など、普段は買って済ませているものを、ちょっと手間かけて作れる場所にしていこうかと」

大塚新聞
「場所はここROYAL ANNEXの別館2階になるんですね?」

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中島さん
「そうです。ワークショップだけでなく、ちょっとした物販コーナーも作って、来てくださった方が商品を手に取れるようにしたい。実は、大塚近辺にはクリエーターがたくさん住んでいるらしいんですよ。例えば隣の雑司が谷には『手づくり市』があるし、最近は要町でママさんたちが『ご近所フェス』というものを開催してる。そういう方たちの話を聞くと、例えばご自宅でお仕事をしていて、本格的にお店を出すほどの資金はない。場所を借りるにしても、レンタルスペースは費用がかかるし、区の施設ではちょっとオシャレ感がない(笑)。それなら、みんなでシェアして使っていこうというのが『日の出ファクトリー』なんです」

大塚新聞
「様々なジャンルのつくり手さんを募集しているワケは?」

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中島さん
「例えば革製品の職人さんがいて、アクセサリーの職人さんがいれば、コラボして新しい商品を生み出しやすい。今度、旧造幣局の跡地に豊島区最大の公園ができるんですね。そうすると街全体がおそらく変わってくるんじゃないかなと。この辺りは『日出優良商店街』という、昔ながらの商店街があって、今はシャッターだらけになっちゃっていますけど、街が変化すれば、そこに出店する人とか、あるいは公園でイベントがあればそこに出店する人とか、増えていくと思うんです。そこでまた、新たなコミュニティが生まれたらいいなと思っていますね」

大塚新聞
「当面、やるべきことは、つくり手=入居者の募集と、資金集めのためのクラウドファンディングですね」

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中島さん
「はい。場所に関しては、1月に着工し、2月の頭くらいまでには完成させてプレオープン、4月くらいにグランドオープンできたらと思っています」

飯石さん
「そのプロセスも分解してネットを通じて公開していこうと思っています。いきなり『はい、できました』っていうんではなくて。クラウドファンディングやSNSは、応援してくれたり、一緒に走ってくれたりする人を探すためのツールでもあると思っています。内装も、もちろん業者にもお願いするのですが、自分たちでできるところは自分たちでやっていきたい

大塚新聞
「一緒にプロジェクトを進めていくつくり手さんは、どんな人に来て欲しいですか?」

須藤さん
「いい意味で“下心”を持っている人に来て欲しいですね(笑)。他のつくり手さんたちを巻き込んで、積極的に何かを生み出したいって思える人」

中島さん
「商品一つとっても、『こういうパッケージの仕方があるんだ!』とか、お互いに刺激しあい、切磋琢磨して欲しい。我々もそこをサポートできるような仕掛けを、いろいろ考えていきたいですね。例えばゲスト講師を招くとか」

大塚新聞
「おおー、それは楽しそうですね!」

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中島さん
「僕は池袋に住んでいるのですが、住み始めた当初は『豊島区、おわってんな…』って思っていたんですよ(笑)。でも、池袋から一駅行った大塚、雑司が谷、目白、椎名町、要町は、みーんな面白い街なんですよね! 下町っぽさと、ターミナル駅のグラデーションというか。なんでも揃う巨大百貨店がある一方で、個人商店街もあったりして。僕らがやろうと思っているのは、その中間のコンテンツ。何かを買うとき、ちょっと手をかけて作ったものを加えてみるとか。『日の出ファクトリー』は、そういうものが生まれるスペースになるといいなって思ってます。出来合いの設えものに、ワンポイント手作りを加えるだけで、すごく愛着がわくじゃないですか。そんなテイストが出せる商品が、どんどん生まれたら嬉しいですね!」

お話を聞いてるだけで、なんだかワクワクしてきました! 「大塚新聞」としても、微力ながらご協力できたら嬉しいです。中島さん、飯石さん、須藤さん、これからもよろしくお願いします!

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